「多重課題演習」であるこの演習は、実際の臨床現場の場面を想定し、多重課題が発生した際の優先順位の判断や、患者さんへの対応についてシミュレーション学習を行いました。先生方が患者役となり、実際の患者さんさながらの迫真の演技で、戸惑うところもありましたが、実施した看護について振り返り、よかった点や不足していた点を出し合い、さらに良くするにはどのようにすればよいかを検討しました。
これまでの実習では、1人の患者さんを担当していましたが、臨床現場では多くの患者さんを担当します。その際に複数の患者さんの生命の安全を確保すること、治療が円滑に進むよう援助すること、さらに患者さんが安心して療養生活を送ることができること、チームで看護を行うことなど様々な視点が必要であることを再確認することができました。
4月から専門職業人である看護師として働くことに不安はありますが、患者さんに信頼され、寄り添うことのできる看護師を目指して努力し続けようと、気持ちを新たできた演習でした。