3月26日、第110回看護師国家試験に卒業生全員が合格しました!
今まで支えていただいたすべての方への感謝の気持ちを忘れず、4月から看護師として頑張ります!
「多重課題演習」であるこの演習は、実際の臨床現場の場面を想定し、多重課題が発生した際の優先順位の判断や、患者さんへの対応についてシミュレーション学習を行いました。先生方が患者役となり、実際の患者さんさながらの迫真の演技で、戸惑うところもありましたが、実施した看護について振り返り、よかった点や不足していた点を出し合い、さらに良くするにはどのようにすればよいかを検討しました。
これまでの実習では、1人の患者さんを担当していましたが、臨床現場では多くの患者さんを担当します。その際に複数の患者さんの生命の安全を確保すること、治療が円滑に進むよう援助すること、さらに患者さんが安心して療養生活を送ることができること、チームで看護を行うことなど様々な視点が必要であることを再確認することができました。
4月から専門職業人である看護師として働くことに不安はありますが、患者さんに信頼され、寄り添うことのできる看護師を目指して努力し続けようと、気持ちを新たできた演習でした。
3年生は国家試験を終え、卒業に向けての準備を進めています。その一環として卒業前演習を行いました。
臨床現場で看護師が実施することの多い「静脈血採血と末梢静脈路確保」、「点滴施行中の寝衣交換と車いす移乗の技術」を実際の患者さんを想定して行いました。どの技術も1年次に学ぶ内容ですが、複合技術の実施に不足している部分もあったため知識・技術を復習した後、演習に臨みました。さらに、援助中は患者さんへの声かけや配慮も必要です。知識・技術・態度を統合させた援助が実施できるよう、4月からの実践に活かしたいです。
今年度も本校を卒業し、松阪地域の病院で活躍している先輩方にお越しいただき、3年生が「卒業生と語る会」を開催しました。
看護師1年目から4年目の先輩方に、日々の看護で大切にしていることや、新人の時に苦労したこと、それをどのように乗り越えたか、さらには社会人としての心構え等を自身の体験談を踏まえてお話いただきました。
4月から、看護師1年目・社会人1年目で不安な気持ちはありますが、先輩方に教えていただいた通り、笑顔を忘れず一人一人の患者さんと向き合うことのできる看護師になれるよう、日々努力していきたいです。
2年生
看護師国家試験を受験したばかりの3年生に、国家試験合格に向けての、勉強方法や実習との両立、リフレッシュ方法や時間の使い方などの体験談を語ってもらいました。
今年は感染拡大を鑑みリモートでの会となりました。
テキストの活用方法や項目ごとにまとめられたノート等を見せて頂くなど、先輩からの親身なアドバイスで、国家試験までに取り組む学習について具体的にイメージすることができました。今後、自分なりの勉強法を見つけていきます。
2年生は、1月から専門分野領域の実習が始まりました。新型コロナウィルスの影響で臨床で実習ができないグループは学内での実習となりました。
臨床での実習同様、模擬患者に対して援助を実施しました。カンファレンスは、臨床の認知症認定看護師さんや実習指導者の方々に臨床現場からリモートで参加いただき、実際の看護場面や臨床経験からの指導や助言を頂きました。老年期に特有の疾患に対する援助についての学びを深めることができました。
1・2年生が、毎日国家試験に向けて勉強している3年生の先輩方に頑張ってほしいという思いを込めて、動画を作成しエールを送りました。そして各学年のクラス委員が、代表して応援グッズを渡しました。3年生の先輩方、全力を出して頑張って下さい。
今年の交流会は、新型コロナウイルスの感染防止のため、5会場をリモートでつないで実施しました。クラス委員が企画し、グループ対抗でイントロゲームやジェスチャーゲーム、ビンゴなどをしてリフレッシュすることができました。1位は豪華景品をもらいました。
1年生が、静脈血採血の演習を行いました。演習の前には手順や留意点について自己学習を行い演習に臨みました。
これまで採血を受けたことはありましたが、実際に実施してみると準備や確認事項がたくさんあり、安全に確実に実施しなければ、患者さんに苦痛を与えてしまうことがわかりました。さらに患者さんに安心して援助を受けてもらうためには、声かけや環境づくりも大切であることを学びました。
入学してからさまざまな看護技術を学んできましたが、これまで以上に複雑で高度な技術の習得に向けて努力していきます。
基礎看護学実習Ⅰでは初めて患者さんを受け持たせていただき、日常生活の援助を実施しました。実際に患者さんと関わることで1日1日の患者さんの変化に気づき、変化に応じた援助を行うことの難しさを痛感しました。しかし、それ以上に援助後の患者さんの表情が明るくなり、昨夜はよく眠れたなど、援助の効果を学ぶことができました。クラスメイトのたくさんの学びを自分の学びとし、これからも学習に取り組みたいと思います。
クリスマスツリーを飾りつけしました。新型コロナウイルスにより季節らしいことはほとんどなく今年が終わろうとしています。みんなに笑顔になってもらえるよう、クラス委員がサンタクロースになり飾りつけをしました。1年生・2年生からは、看護師国家試験の受験を控えている3年生へメッセージカードを贈りました。
全学年で、火災避難訓練および災害発生時の安否確認システムを用いた、テストメールへの返信訓練を行いました。火災訓練は、1階の湯沸室で出火した想定で行い、消防隊の班員の任務や、安全な避難経路の確認を行うことができました。また、避難場所に集合した際は、感染予防対策のため人との間隔を空けて整列し、クラス委員の指示で点呼や整列が速やかに実施できました。災害時には、各自の任務を遂行し、自ら考えて行動することの大切さを学びました。安否確認のシステムの訓練は、今後も実施していきたいと思います。